SDGs GREEN

⭐︎GREEN Hongo「持続的な地域の創造」

春分の日に、テイスティウッドNEZUというネズ(ネズミサシ)の木で作ったスティックのお披露目会に行ってきました。広島の松林が松くい虫の被害で枯れてしまった後のやせた山で育ったネズの木を利用した試みです。ネズの木はあまりまとまって生えていることはなく、これまで利用されることはあまりなかったようなのですが、この地域では、養分の少ないマサ土で、たたら製鉄と松枯れに痛めつけられた山にはたくさんのネズが集団で生えているそうです(いっぺん見に行きたいと思っています)。そのネズを使った、コーヒーやジンを美味しくする魔法のスティックです。マドラーのようにコーヒーをかき混ぜ1分ほど浸しておくだけで、インスタントコーヒーの味がまろやかに変わりました。機能としては優れもの。上記で言う潜在的な二ーズはありそうです。今度、自分で実験してみますが、お店のコーヒーの味も良くなるかもしれません。コーヒーだけでなく、ジンというお酒に漬け込むという技もありました。広島の柑橘と合わせたジントニックも美味しかったのです。そしてこれらを企画したり普及する人材もそろっていました。うまくいってくれるといいな。問題はスティックの単価と販売量でしょうか。続けられるだけの収益を得ることができるかどうか。真似をされても大丈夫かどうか、モノがシンプルなだけに心配な部分です。